フンザ食からわかる健康長寿に必要な食事とは?

パキスタンのフンザは長寿郷として有名です。フンザの食事と西洋の食事が動物にどのような影響を及ぼすかの動物実験があります。

フンザのような超長寿郷の食事は、慢性疾患にかかりにくい食事であるがゆえに健康で長寿を全うできることになります。

癌をはじめとした病気による死因の上位はすべて生活習慣の悪化による慢性疾患です。

となると、生活習慣病予防にはフンザ食が非常に参考になります。

フンザ食の有名な動物実験があります。マッカリソン実験です。

フンザ食、インド食、西洋食の3種類の食事を生後すぐのマウスに27カ月与え続けた実験です。

マウスの27カ月は人間の50歳くらいに該当するそうです。

1、フンザ食・・・チャパティ(精白されていない雑穀パン)、もやし、生ニンジン、生キャベツ、殺菌されていない生牛乳。

2、インド食・・・米、豆類、肉などを調味料を使い料理したインドの伝統の食事。

3、西洋食・・・白パン、バター、ミルク、砂糖入り紅茶、野菜の煮つけ、ソーセージ、ジャムなど。

実験の結果は

1、フンザ食・・・一匹たりとも病的変化は確認できず。ただの一か所たりとも異常なし。100%完璧な状態。

2、インド食・・・半数のマウスが脱毛症、虫歯、肝炎、腎炎などの病変が確認された。

3、西洋食・・・マウス全匹に例外なく病変が確認される。また、精神異常を見られ共食いをするマウスもいた。

最も粗食で原始的なフンザ食が健康のためには最も良い食事という事は一目瞭然です。皮肉にも手をかけて加工、調理をすればするほど健康維持が困難になる事がわかります。

この実験は、ガン予防をはじめ健康維持のために非常に参考になります。

この実験で私が重要だと思うポイントは

・健康維持には生食が非常に重要であるという事

フンザ食を見ると穀物以外はすべて生食である事に注目すべきだと思います。生食だとビタミン、酵素が破壊されずに体に取り込むことができます。

特に生食の最大の効果は酵素を取り込む事だと思っています。

インドの伝統の食事はカレーのような熱を通した料理だと推測できます。

西洋食も野菜の煮つけのように熱を通した料理や加工されている料理です。

考えてみれば、人間が火を使って料理するようになった歴史よりも、生食の歴史のほうがずっと長いわけです。

生食が健康維持には必要不可欠なポイントだと思います。

現在の我々の食事を考えてみると生食はあまりありません。

摂るとしたら野菜、果物くらいでしょうか?ですから、野菜を食べる時は出来るだけ熱を通さない生野菜を意識して摂ることが重要になってくると思います。

・できるだけ加工されていない食品を摂る事を心掛ける。

現代の料理は西洋食そのものです。動物実験の結果から現代人は40~50歳を超えた頃には何らかの慢性疾患にかかる可能性が非常に高い事を意味します。

上記のように西洋食を食べ続けたマウスは1匹の例外なく病変が確認されていますし、中には共食いしたりと精神異常もきたしています。

最近では2人に1人はガンにかかる時代とよく言われます。

この実験を見るとそうなるのも仕方がないと思います。

加工食品や添加物をなるべく避けて、できれば白米ではなく玄米のような精白されていない穀物を主食にすると良いでしょう。

また、森下先生は肉食が精神異常の原因にもなると仰ってます。

肉等の動物性タンパク質は消化に大量の酵素を使うし、消化が悪くて血も汚れますので、肉食はほどほどにしたほうが良いでしょう。

・主食は精白されていない穀物がよい。

以前記事にも書きましたが、歯の構造上主食は穀物が良いと思われますが、フンザ食を見てもやはり主食は穀物が良いようです。それも、精白されていない、ミネラル、ビタミンがきちんと含まれた穀物です。

穀物は糖質のかたまりという事で、糖質制限で穀物を抜くのは当たり前ですがフンザ食から見ても体に何らかの異常をきたす可能性があると個人的には思います。

フンザか他の長寿郷だったか忘れましたが、冬の野菜がとれない時期はほとんどが穀物しか摂取しないそうです。

最後に152歳のヨガ行者の食事について書きたいと思います。

食事の量は小食、主食は玄米、アワとか玄米粉、そば粉。副食はニンジン、ニンニク、玉ねぎ、豆類をすべて生で食べる。その他ハチミツ、クルミ、果汁などを常食としていた。

主食は玄米等の精白されていない穀物。野菜をすべて生で食べるところなんかはフンザ食そのものです。

この辺の共通点が健康のポイントだと確信しています。

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